北京の観光スポット・故宮博物院は30日、以前から計画が明らかになっていた「年間パスポート」や「無料開放日」の具体的な内容を明らかにした。同博物院の単霽翔院長によると、「年間パスポート」や「無料開放日」のほか、午後2時以降を試験的に半額にする計画が今年中に実施される。北京晨報が報じた。
■年間パスポート
大人は300元で年間10回入場可
単院長によると、歴史ある宮殿や建築物、宮廷の歴史、文化、文化財などを好む「故宮ファン」に、何度も来てもらおうと、年間パスポートを発売する計画だ。価格は大人300元(約5000円)、高齢者・学生150元(約2500円)。1年以内なら10回入場することができる(専門館は含まない)。
年間パスポートは、第2世代身分証を使って、オンラインで申し込み、入口で第2世代身分証をスキャンすれば、入場できる。現役の軍人や児童、外国人など、身分証がない場合、何かの証明書の番号を使うことができる。例えば、軍人なら兵士証の番号、児童なら戸籍番号、外国人ならパスポート番号などだ。オンラインで申請した後は、設置されている専用のレーンで番号確認をし、入場する。
年間パスポートの発売は今年から毎年、10月に発売されることになる。しかし、国慶節(建国記念日)に合わせて7連休になる10月1日から7日の間は、一層混雑することを避けるため、使うことができない。