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上海自由貿易区、国際的な資本市場を開設へ

人民網日本語版 2014年07月07日10:59

自由貿易試験区の口座別計算方法の確立により、上海自由貿易区の金融改革の一歩目が成功を収めた。上海市金融サービス弁公室は4日に上海で、自由貿易の次の金融改革では、世界向けの資本市場の形成に取り組んでいくと表明した。新華網が伝えた。

中国人民銀行(中央銀行)が昨年末に発表した、上海自由貿易区の建設を支援する30の意見の中で、「個人のクロスボーダー投資の利便性を高めるため、区内で就業し条件を満たす個人に対して、規定に基づき証券投資を含む各種クロスボーダー投資を実施することを許可する」とした。また区内の金融機関と企業は規定に基づき、上海地区の証券と先物取引の場で貿易・取引を行うことが可能だ。

上海国際エネルギー資源取引センターが昨年11月、上海自由貿易区内で発足し、年内に原油先物取引を実施する見通しとなった。上海国際黄金取引センターもすでに設立されており、年末までに金国際ボードを設立する。また金融資産取引センターも設立準備中で、年内に取引を実施する予定だ。

中国人民銀行上海本部は5月、自由貿易試験区の口座別計算業務の実施細則と管理細則を発表し、自由貿易口座の口座別計算システムの検査を実施した。6月には自由貿易口座を正式に開設し、区内の企業の投融資に便宜をもたらし、資本勘定の開放、資本市場の双方向の開放に向けた制度を制定していく。

上海自由貿易区管理委員会常務副主任の戴海波氏は、「口座別計算システムは、投融資の利便化にツールを提供する。今後は同システムの適用範囲を積極的に拡大し、外資系銀行、証券・保険会社の自由貿易口座の開設、関連事業の展開を推進する」と表明した。(編集YF)

「人民網日本語版」2014年7月7日

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