中国物流・調達連合会、国家統計局サービス業調査センターが発表した情報によると、6月の中国非製造業購買担当者景気指数(PMI)は、前月比0.5ポイント低下の55となった。指数別で見ていくと、中間投入価格指数、料金指数、サプライヤー納期指数が前月比で上昇したのを除き、その他の指数は前月より低下した。そのうち新規受注は2ポイント、新規輸出受注指数は2.5ポイントと大幅に低下した。その他の受注残高、在庫、従業員、業務活動期待などの指数の下げ幅は、2ポイント以内に収まっている。人民日報が伝えた。
HSBCが3日発表した、6月の中国サービス業PMIは53.1となり、2013年3月ぶり(15カ月ぶり)の高水準を記録した。製造業・サービス業PMIがいずれも上昇したことで、HSBC総合PMIは50.2から52.4に上昇した。
指数別に見ていくと、雇用指数は51.4、新規事業指数は53.8に達し、2012年12月ぶりの上げ幅となった。
HSBCは報告書の中で、「新規事業・既存事業指数が共に上昇し、経済の力強い勢いを示した。また新規事業の増加に伴い、企業の労働力の需要が拡大しており、雇用指数が改善された。サービス業の拡張は、製造業の回復を下支えした。経済全体が好転しており、今後数カ月に渡り財政・金融政策は経済の持続的な回復を支援し続ける。しかし不動産市場が低迷のリスクに直面しており、さらなる政策の支援が必要だ」と分析した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年7月4日