朝鮮が9日早朝、北東部海域に向けて、短距離弾道ミサイル「スカッド」とみられるミサイル2発を発射した。韓国の聯合ニュースが明らかにした。
韓国軍合同参謀本部によると、朝鮮は9日午前4時と4時20分ごろ、飛行禁止区域を設定しないまま、黄海道地域から朝鮮半島北東部海域に向け短距離発射体2発を発射したという。射程が約500キロにのぼり、短距離弾道ミサイル「スカッド」とみられている。朝鮮の更なる発射に備え、韓国軍が警戒態勢を強めている。
韓国軍の関係者は今回の発射について、「いつ何時でも、どこからでもミサイルを発射できる能力があるということを誇示するための一種の示威行為とみられる」とした。
朝鮮は今回の発射について報道していないが、今年2月21日から合計90発を超える物体を発射している。
「中国国際放送局日本語版」2014年7月9日