▽アプリ新興業界
台湾のあるヘッドハンティング会社のスタッフに、台湾で今一番見つけやすい高給の仕事は何か聞くと、アプリに関係ある仕事なら何でも見つけやすく、とりわけプログラミングは求人が多いとの答えが返って来た。「求職のウェブサイトで試しに『アプリ』と検索すれば、求人情報がいっぱい出てくることがわかりますよ」
このビジネスチャンスは早く始めればそれだけ早く成果を上げることができる。敷居は高いかもしれないが、多くの若者がすばやくこれにチャレンジし、すでにビジネスの手を広げている。
台湾の有名なアプリ開発企業「欧酷網路」の従業員は平均年齢27歳、設立者は28歳。同社は設立3年で56本のアプリソフトを開発し、そのうち23本がダウンロードランキング第1位に輝いた。台湾のスマートフォンユーザー12人のうち1人が同社のアプリを使っている。このほかある若者が設立したソフトウェア会社「竜骨王」は、設立の年に賞を取り、利益を上げた。同社がターゲットにしているのは健康市場で、医者と一緒にリハビリ訓練をするソフトウェアを開発した。医師の動作と患者の動作が画面上でひと目で見られる上、評価システムもあり、患者の動きを常に矯正できるようになっている。このソフトウェアには6万台湾ドル(約20万円)の個人用と50万台湾ドル(約170万円)の業務用があり、すでに10軒以上の大型病院と老人養護施設が同社の商品を購入している。またある女性は、台湾地区の毎年600億台湾ドル(約2040億円)にのぼるダイエット市場に目をつけた。小さい頃から優等生で名門の台湾大学を卒業したが、本を読んでいるばかりではなく、ビジネスの発想や実行力も優れ、2012年にダイエットサイト「愛痩身」を設立し、コンテンツやインタラクション、アプリ、オンライン販売を総合的に手がけ、すでに6000万台湾ドル(約2億400万円)の年収を実現している。(編集MA)
「人民網日本語版」2014年7月24日