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「新婦秘書」「有機農家」 台湾地区で新職種が次々登場

人民網日本語版 2014年07月24日14:27

「『新婦秘書』って一体何ですか?」。台北で妍君さんの名刺を受け取った記者は思わず聞き返した。「大陸部にはないですか? じゃあ大陸部で講習会を開こうかしら」。ビジネスチャンスへのこうした鋭い嗅覚が、台湾地区で新たな職業を次々と生んでいる。「新婦秘書」はそのほんの一部に過ぎない。人民日報海外版が伝えた。

 夏休みは新卒者の就活シーズンだ。これまで人気だった公務員や経営、製造業、サービス業、さらには数年前まで熱い視線を受けていたIT業はいずれも影をひそめ、さまざまな新興産業が「年収百万」の列に加わりつつある。さらには従来型の産業も形を変え、新しい夢を運んでいる。

▽「新婦秘書」

 サービス業は台湾地区では人気の業種で、多くの分野で他国をリードしている。ブライダル業界もその一つだ。だがここ数年、「韓流ブーム」の来襲で痛手を受けている。韓国ドラマと韓国人スターの効果で韓国のブライダル産業が一気に盛り上がり、台湾地区からも韓国にウェディングドレス購入や結婚写真撮影に行く人は多い。台湾のブライダル業者が「新婦秘書」という新しい仕事を作ったのはその対抗策の一つだ。妍さんによると、新婦秘書には「全日」と「半日」があり、仕事内容は、新婦にぴったりと付き添い、心理上と実際上のあらゆる問題の解決を助けること。化粧直しやお色直しを手伝う、緊張していたら笑い話をする、涙があふれたら紙をわたす、衣裳を替える時には用を足すように促す。「小さなことのようですが、髪のセットや化粧、礼服が落ちるのを防ぐ小道具など、プロがやれば数秒で解決してしまいます。親友だけの手助けではあたふたして、新婦の緊張を高めてしまいます」

 妍さんは大学でデザインを専攻したが、卒業後、なかなか理想的な仕事が見つからなかった。それで学費を払って新婦秘書の専門スタイリストクラスを受講した。「私が台北で学んだのは最も高いカリキュラムです。髪結から化粧までひと通り学びました。この仕事には興味もあるし、大好きです。私が手伝った新婦さんがほかの人を紹介してくれる時は特に嬉しいし、社長もご満悦です」


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