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アップル大中華圏の営業収入が36%減

人民網日本語版 2014年07月24日14:32

米アップル社は23日、2014年6月28日を末日とする2014年度第3四半期の業績データを発表した。営業収入は374億3200万ドル(約3兆7985億円)で、前年同期の353億2300万ドル(約3兆5845億円)に比べ6%増加した。純利益は77億4800万ドル(約7861億円)で前年同期の69億ドル(約7千億円)に比べて12%増加した。注目すべきは、アップル大中華圏の営業収入が前期比36%も減少したこと、タブレットコンピューター「iPad」(アイパッド)の売上が2四半期連続で減少したことだ。「京華時報」が伝えた。

エリア別にみると、アップルの第3四半期の営業収入は、南北アメリカ市場だけでなく、欧州市場、大中華圏市場、アジア・太平洋地域のその他の市場で、前期に比べて軒並み大幅に減少し、減少幅が最も大きかったのは大中華圏だった。大中華圏の営業収入は59億3500万ドル(約6021億円)で、前期の92億8900万ドル(約9424億円)に比べて36%減少したが、前年同期の46億4100万ドル(約4708億円)に比べれば28%の増加だった。製品別にみると、Macブランドのパソコンだけでなく、スマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone」(アイフォーン)やiPadといったスター商品の営業収入も前期に比べ大幅に落ち込んだ。このうちiPhoneは197億5100万ドル(約2兆39億円)で、前期の260億6400万ドル(約2兆6444億円)に比べ24%減少した。iPadは58億8900万ドル(約5974億円)で前期の76億1千万ドル(約7721億円)に比べて23%減少し、前年同期の63億7400万ドル(約6467億円)に比べ8%減少した。

アップルのルカ・マエストリ最高財務責任者(CFO)は、「第3四半期には大中華圏を含めて営業収入が前期に比べ減少した。その原因は秋の新製品発表を控えて、消費者が様子見の態度を取るからで、このことがこの四半期の売上低迷の習慣的な要因となっている。中国市場には小米などの新興のライバルがうち出す低価格携帯電話があるが、主に他のアンドロイド携帯電話からパイを奪ってシェアを伸ばしており、iPhoneには影響ない」と話す。(編集KS)

「人民網日本語版」2014年7月24日

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