最近、マレーシア航空機、台湾の復興(トランスアジア)航空機、アルジェリア機の旅客機事故が相次ぎ、飛行機の安全性に対する関心が高まっている。そんな中、中国航空学会「航空知識」雑誌社の副社長で、科学知識の普及に力を注いでいる兪敏氏が、「飛行機搭乗時の心得5つ」を提案。飛行機事故に遭遇した際、その5つの点を守れば、命を落とさずにすむ可能性が高まるという。人民網が報じた。
1 飛行機事故の80%は、離陸時の3分間か着陸時の8分間に起こっていることを心に留めておく。この11分は最も注意すべき時間。
2 生死を分ける「90秒」。多くの場合、飛行機が緊急着陸してから、90秒後に炎上している。アンラッキーにも緊急着陸する飛行機に乗り合わせたなら、乗務員の指示に従い、荷物のことは考えずに、90秒以内に飛行機から離れなければならない。「2013年のアシアナ航空214便着陸失敗事故で、飛行機が燃えた後の写真を見たら、誰でも荷物を持って逃げることの恐ろしさが分かるだろう」。
3 離陸前に乗務員や動画で示される非常時の対応の仕方をきちんと見て、自分の席から一番近い非常扉の位置を確認しておく。
4 当然のことだが、シートベルトを締める。
5 飛行機事故の後、最も怖い2次災害は火災。そのため、火を通しにくく、体全体を包む服を着ておくと良い。「特に、女性のストッキングは引火しやすい」。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年7月28日