本日7日は立秋だ。立秋の後は、気温が徐々に低まり、体の消耗も少なくなり、食欲が高まってくる。秋に合わせた栄養の摂取と飲食の調整を科学的に行えば、夏の消耗分を補充し、冬を越える準備をすることができる。「長沙晩報」が伝えた。
秋は乾燥の季節だ。夜は涼しいが、昼の気温はまだ高い。この季節には、「燥則潤之」(乾いたら潤す)という漢方の原則に従って、「養陰清熱」(陰を潤し熱を冷ます)、「潤燥止渇」(乾きを潤し渇きを止める)、「清心安神」(心を冷まし精神を安らげる)の食べ物を中心に、胡麻や蜂蜜、白キクラゲ、乳製品などの湿潤効果のあるものを多く取ろう。秋は湿度が低いので、肌が乾燥しやすくなる。秋の間は、水分とビタミンの摂取も心がけたい。
秋は体が栄養を補充するのに最も適した季節だ。秋に気をつけておけば、冬が来てからのウイルスの感染を減らし、持病の再発を防ぐことができる。秋の栄養補充には、「防燥不膩」(乾きを防ぐが油っこくない)で「平補」(陰陽に偏らない補充)の食べ物を選ぼう。具体的には、マコモやカボチャ、ハスの実、リュウガン、黒胡麻、干しナツメ、クルミなどが挙げられる。胃腸が弱く消化不良の人は、胃腸を健やかにする作用を持つハスの実やヤマイモ、サヤインゲンなどがおすすめだ。秋は、口や唇が乾くなどの「秋燥症」の季節だ。「滋養潤燥」(栄養を補給し乾きを潤す)や「益中補気」(胃腸に良く気を補う)のものを注意して摂ろう。白キクラゲや百合根などには、「滋陰」(陰を潤す)、「潤肺」(肺を潤す)、「養胃」(胃を養う)、「生津」(体液の分泌を促す)など胃腸への効果がある。(編集MA)
「人民網日本語版」2014年8月7日