エボラウイルス対策のために車両の消毒洗浄作業を行うリベリア駐在中国平和維持軍隊員
「エボラ出血熱感染者に初めて接触した中国人医師として、その時の心情を言葉ではとうてい言い尽くせないが、そのような機会に恵まれたことについて、深く感謝している」-中国ギニア救援医療チームに参加した外科専門の曹広医師は、このようなコメントを微博(ウェイボー)に投稿した。今年4月14日、21日間に及ぶ隔離観察を終えた曹医師は、エボラウイルスに感染していないことが確認された。人民日報が伝えた。
曹医師は、エボラウイルスが猛威を振るっている西アフリカ4国で現地住民を救うために最前線で活躍する中国医療チーム38人のひとりとして、勇気をもって医療活動に携わった。世界保健機関(WHO)の最新統計データによると、ギニア、リベリア、シエラレオネ、ナイジェリア4国で、エボラウイルスへの感染が確認された患者は1711人、うち932人が死亡した。しかし、感染拡大の渦中にあっても、中国医療チームは、自らが感染するかもしれないという危険も顧みず、自分たちに課せられた役割をしっかりと果たしてきた。