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雲南魯甸地震、最大震度は9

人民網日本語版 2014年08月08日15:37

中国地震局は7日、「雲南省魯甸マグニチュード(M)6.5地震の震度分布図」を発表、被災地での最大震度は9(日本の震度6弱、6強に相当)に達していたことが明らかになった。雲南省地震局の皇甫崗局長は、「今回の地震で、揺れが最も激しかった地域の震度は、2013年蘆山地震の震源地付近の震度とほぼ同レベルだった」と話した。人民日報が報じた。

皇局長は、「魯甸地震では、大きな地表地震断層が確認されてはいない。今回の地震は、▽マグニチュードが大きく地震波の伝播範囲が広い▽震源地付近で強烈な揺れが観測された▽多数の死傷者がもたらされた▽地質災害が深刻--という4つの特徴を持つ」とコメントした。

今回の地震で、震度6(日本の震度4に相当)以上が観測された被災地は、雲南、四川、貴州の3省、うち雲南省では、昭通市と曲靖市だった。等震度線の長軸は、ほぼ北北西方向に伸びており、震度6以上が観測された地域の総面積は、1万350平方キロメートルに及んだ。内訳は、雲南省が約8490平方キロメートル、四川省が約1530平方キロメートル、貴州省が約330平方キロメートル。

中国地震局は、92人の技術者からなる特別チームを組織、地震発生後1時間以内に被災地入りして作業をスタートさせ、省地震災害救済指揮部に対して、各措置を決定する上で根拠となる資料データをリアルタイムに提供し続けた。6日午後4時30分の時点で、被災地全域内で422カ所の観測点を指定し、総距離2万キロ以上におよぶフィールド調査を実施した。震源地の確定、付近の強震記録、地震の発震構造と破裂過程、余震の空間分布、地震構造などの科学的手段・データを総合し、今回の地震の震度調査と判定作業を完成させた。

震度とは、地震が地面や建築物にもたらす破壊・影響の程度を示す指標で、中国では12段階に分けられている。震度6以上で、建物が損壊する可能性がある。震度が大きければ大きいほど、破壊の程度や深刻さが増す。一般的には、震度は震源地との距離が離れれば離れるほど低くなる。震度の調査と判定は、地震災害対策作業の基礎となり根拠となるもので、死傷者の捜索救援、救援資源の配置、地震災害による経済損失の判定、被災地復興計画などに、科学的な根拠や指針を提供する。(編集KM)

「人民網日本語版」2014年8月8日

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