中国政府は16日、59人のメンバーで構成された中国疾病予防コントロールセンター移動実験室検査チームをシエラレオネに派遣した。アフリカの関連国によるエボラ出血熱対策への支援であり、シエラレオネ政府の実際の需要に基づいたものであり、また世界保健機関(WHO)がうち出したアフリカのエボラ出血熱制御への支援の呼びかけに応じたものだ。チームはシエラレオネで検査活動を行い、同国の実験室の検査能力を高める手伝いをする。チームのメンバーの専門は、実験室での検査、疫学、臨床、看護など。チームは中国政府の支援で設立された中国・シエラレオネ友好病院を活動の拠点として、同国の実験室を支援してスクリーニングや観察などの活動を進めていく。商務部(商務省)のサイトが伝えた。
西アフリカでエボラ出血熱が大流行すると、中国は医療関係者115人を現地に派遣して対策に当たらせた。このうち長期派遣の医療チームが88人、短期派遣の専門家が27人で、現在は33人が外部で活動している。今回派遣された59人を合わせると、派遣人数は累計174人になる。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年9月17日