北京市衛生監督所はこのほど、同市の学校において、ぜんそくや気管支炎を引き起こす微小粒子状物質「PM 2.5」のオンラインリアルタイム観測を試験的に行うほか、教室内の空気の質のモニタリング・警報システムを立ち上げる計画を明らかにした。今後、同市の学校の室内外のPM 2.5やPM10などの空気の質の状況がリアルタイムで観測され、空気の質が原因で起こる病気の流行発生を避けるため、問題がある場合には、すぐに対策が講じられる。法制晩報が報じた。
教室内のPM 2.5観測へ
同監督所の学校衛生監督科の金艷伶・副科長によると、モノのインターネットなどの科学技術を活用し、学校の教室内の空気の質をリアルタイムで観測、送信し、問題発生抑制につなげたい考えだ。学校管理部門や区、県、市級の衛生監督部門は、いつでも内部サイトにアクセスして、各種関連データを見ることができる。
病気から学生を守る
学校の教室は、大勢の生徒が長時間滞在する場所で、室内の空気の質が学生の健康や学習に直接影響する。
そのため、学校の室内の空気の質モニタリング・警報システムを立ち上げることで、空気の質が原因で発生する病気から、学生を守るための対策を講じることが、学校の課題となっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年10月8日