戦争において、侵略した側の国家の民衆も被害者だが、最大の被害者は、侵略を受けた国家の民衆だ。中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞記念館の朱成山館長は、「旧日本軍による南京大虐殺の犠牲者は30万人を上回り、その大多数は一般民衆だった。今年の12月13日は、第1回目の『南京大虐殺犠牲者国家追悼日』となる。国家が追悼する主な対象は一般民衆だ」と述べた。
〇歴史を鑑とし、右翼の不当な言論には断固立ち向かうべき
戦争を生き延びた人間は、その経験を活かし社会の役に立たなければならない。特に重要なことは、平和を守り、戦争の再発を防ぐことだ。過去の出来事を鑑とし、小川さんは、日本の右翼主義に対して強い警戒感を抱き続けている。「今の日本の国会や内閣には、平和憲法第9条を改正する動きがある。これは大変危険なことであり、憲法改正は、戦争への道を歩き始めることを意味している」。彼女が在籍するボランティアグループは、憲法第9条の改正と軍隊保有に反対している。「このような動きは、日本の民心に沿うものではない。失敗の道を辿るのは目に見えている」と小川さんは続けた。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年11月27日