2014年12月11日  
 

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中国、特許データを無償提供 企業の海外進出を支援

人民網日本語版 2014年12月11日14:58

国家知的財産権局は10日、特許データサービスの試験システムを開設し、中国、米国、欧州、日本、韓国の特許当局の有効特許データのダウンロードサービスおよび更新サービスを広く社会一般に無償で提供することとした。これにより、中国は世界で初めて、国内外の有効特許データを無償で提供するプラットフォームを擁する国になった。人民日報海外版が伝えた。

国家知的財産権局特許局計画発展司の龔亜麟司長は、「特許情報資源の開放によりイノベーションの主体である企業が世界のハイテク研究開発成果や産業の最新の動向を速やかに把握できるようになり、中国企業が権利侵害の障壁を取り除くのを助け、企業の海外進出の一助となる」と話す。

▽世界の有効特許の80%を開放

特許データサービス試験システムは中、米、欧、日、韓の有効特許データのダウンロードと更新を無償で提供するものであり、データ総量は世界の有効特許全体の80%を占める。試験システムでは20種類の特許データが提供され、このうち中国の特許が12種類、米欧日韓のデータが合わせて8種類に上り、特許全文、英語の要約、品目識別情報などがカバーされている。

国家知的財産権局特許局自動化部の銭紅纓部長は、「われわれの特許データサービス試験システムでは、日本、韓国、欧州、米国の関連当局の特許サービスサイトにリンクして、広く社会一般で利用できるようにしている。中国の特許データサービス試験システムは世界で初めての、自国の特許の基礎的情報を無償で提供するだけでなく、海外の特許データも無償で提供するプラットフォームだ。個人でも機関・企業でもオンラインで無料で登録し、利用し、データをダウンロードすることができる」と説明する。

▽中国企業の海外進出 特許の障害にたびたび遭遇


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