ネットショッピングが新しいビジネス形態としてますます人気を集める中、多くの企業が電子商取引事業に参画し始めている。そんな中、雲南省も、このたび電子商取引最大手のアリババグループと手を組み、電子商取引のプラットフォームで、雲南の特産品を全国に向けて販売するというビジネスを展開し始めた。雲南信息報が伝えた。
2014年7月、雲南省楚雄州は、アリババでオンラインショップ楚雄館を立ち上げた。売れ行きは好調で、3日間の売り上げは、1000万元(約1億9150万円)に達した。10月1日からの国慶節(建国記念日、10月1日)の連休では、世界的にも有名な止血、活血の漢方薬、雲南白薬やバラの花びらで作られた雲南の名産品、嘉華鮮花餅の売り上げが、期間中だけで100万元(約1915万円)以上に達した。特に、当日の売り上げ最高記録を創り、雲南省の電子商取引売り上げランキングでトップに立ったのは、龍潤グループで、一日で1000万元以上を売り上げた。このほか、11月11日の午後4時までに、雲南省の電子商取引の売り上げは、総計7億6000万元(約145億5400万円)にも達した。
楚雄館のほかにも、目下、普洱館、玉渓館の出店もすでに計画されている。少数民族が数多く居住する雲南省は、キノコ類や高原地特有の農産物、民族工芸品など多種多様な特産品が揃っており、雲南の特産品を発展させるためには新しいプラットフォームである電子商取引がとりわけ必要なものとなっている。(編集MZ)
「人民網日本語版」2014年12月15日