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中国の科学者、鳥類の起源に関する論文を発表

人民網日本語版 2014年12月17日14:11

中国科学院古脊椎動物・古人類研究所研究員の徐星氏、周忠和氏らは、鳥類の起源の研究で近年実現した重要な進展を全面的に整理し、恐竜の鳥類への転化は最も詳細に論証されている主な進化の一つであると指摘し、統合的な方法が今後の研究の発展方向であるとした。関連論文は12月12日に、米サイエンス誌に掲載された。中国科学報が伝えた。

古生物学者はこの20年に渡り、新疆維吾爾(ウイグル)自治区のジュンガル盆地、内蒙古(モンゴル)自治区の南東部、遼寧省西部、ドイツ、ロシア・シベリアのジュラ紀地層、および中国東北地区、モンゴルのゴビ砂漠、北米・南米、アフリカの白亜紀地層から大量の化石を発見し、鳥類の起源は恐竜という一連の新たな証拠を提供した。鳥類の起源については、時間的枠組み、主要構造の転化、機能の進化に関する大量の系統的な証拠がある。恐竜の鳥類への転化は、信頼性が最も高い主な進化の一つだ。

徐氏は、「古生物学の研究の進展は、生物発育学などの学科を含む学者の、鳥類の起源に関する研究への興味を引き出している。彼らはそれぞれの角度から、鳥類の主要特徴の起源と進化の法則を研究し、鳥類の起源の理解を深めた」と語った。

徐氏は鳥類の起源に関する研究の今後について、研究方法の統合が多くの問題の解決を促すはずだと述べた。例えばマニラプトル類と現代の鳥類には3本の指があるが、発生学の研究によると、現代の鳥類の3つの翼は人類の人差し指・中指・薬指に相当することが明らかにされている。しかし恐竜の化石の証拠を見ると、マニラプトル類の3本の指は、内側の3本の指であり、同じ起源の判断に食い違いが生じる。すべての情報を総合的に分析し、統一的なプラットフォームを構築しなければ、この複雑な食い違いを解消できない。(編集YF)

「人民網日本語版」2014年12月17日

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