▽株式市場の伸びは世界最高レベルに:通年47%、上海指数3100P突破
中央銀行の金利引き下げの目的は、実体経済のための融資コストの引き下げにあった。好材料と言えるこの知らせは、資本市場の幅広い注目を集めた。
ある分析によると、金利引き下げは資金面での緩和を促進することになり、人々の心理にもプラスの影響をもたらすものとなる。金利引き下げは、A株の短期的な上昇を引き起こすことになる。華泰証券の分析によると、資本市場に対する金利引き下げの影響はプラスで積極的なものであり、無リスク金利をさらに引き下げることを可能とする。金利引き下げは、実体経済に対する見方を強化・改善することとなり、不動産などの比率の高い分野に益することになる。
上海総合指数の11月21日の終値は2486.79ポイントだったが、金利引き下げから3日後、中国の株式市場は3年ぶりの高値を付けた。この1カ月で取引日によっては大幅な反落もあったものの、19日の上海総合指数の終値は前日より1.67%高い3108.60ポイントで、2010年11月15日から4年余りぶりの最高値となった。
昨年末の終値と比べると、上海総合指数は今年、1000ポイント近く上がり、上げ幅は46.91%に達し、世界のトップレベルとなった。人民銀行の11月21日の金利引き下げ決定の公表から12月19日までに、上海総合指数の月間上げ幅は25%を超えた。深セン成分指数は19日、38.07ポイントの小幅な反落となったが、11月21日の終値は月間27.5%増の8332.30ポイントに達した。(編集MA)
「人民網日本語版」2014年12月23日