韓国外務省北東アジア協力大使を務めた丁相基氏は、中日韓は政府だけでなく民間など各レベルでも包括的で広範な協力システムを形成する必要があると指摘。「3カ国協力はハイレベルの会談を含むと同時に、地方、民間協力にも及ぶべきだ」と指摘。「韓国政府は『北東アジアの協力・共有』を打ち出し、このために多くの努力をしている。この構想は安全環境、災難救助などの分野の協力に及ぶ。こうした分野の対話や協力を通じて信頼を強化し続け、これを基礎に政治などの分野の協力を築き、拡大する」と説明した。
日本の参議院議長を務めた江田五月氏は、中日韓協力における比較的細かい問題に言及。「日本は出生人口が減り続け、現在では人口の4分の1が65歳以上の高齢者だ。韓国と中国も同様に高齢化社会に入っており、この問題において3カ国は経験を共有し、共同で解決すべきだ」と述べた。また、環境、エネルギー分野における3カ国協力の将来性も有望視した。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年12月24日