中国の求人サイト最大手・智聯招聘(Zhaopin.com)がこのほど発表した年末ボーナスに関する調査によると、サラリーマンにとって、「年末ボーナス」の重要度は、「重要」と「非常に重要」の間のゾーンにあることが明らかになった。だが、2014年の年末ボーナスが支給される割合は、4割にも満たないと予想され、ボーナスに対する不満から、多くのサラ―リーマンが転職を考えることになりそうだ。中国青年報が伝えた。
サラリーマンを対象とした年末ボーナスに関する今回の調査では、有効アンケート1万151組を回収した。回答者のうち、「すでに年末ボーナスを受け取った」人はわずか15.8%、「春節(旧正月)明けに支給されることになっている」は23%、「ボーナスを受け取っていないし、出るかどうかは今のところ未定」の人は61.2%に達した。
年末ボーナスを受け取れるサラリーマンのうち、ボーナスの支給方式が「現金支給」の人は93.1%、「現物支給」は7.2%だった。後者のうち、「現物支給」の中身が気に入らないと答えた人は20%を占めた。ある人は、「火鍋の素、ベーコン一箱、整形割引券、電磁調理器セット、経営者が絵柄を入れた餅、一等500万元(約9400万円)の双色球宝くじ、バルーン人形などなど、『世にも不思議な年末ボーナス』しか出ない」とツッコミを入れた。
2014年年末ボーナスに対するサラリーマンの満足度を5点満点で尋ねたところ、平均はわずか2.23ポイントだった。この結果は、サラリーマンが総じて、年末ボーナスに満足していない現状を示している。都市別に見ると、厦門(アモイ)のサラリーマンの満足度が最も高く2.79ポイント、南昌(2.69ポイント)がこれに続いた。一方、満足度が最低だったのは煙台のサラリーマンで、1.71ポイントにとどまった。