【歴史を正視するよう警告】
九州大学は長い間、この生体解剖実験の内容を隠し続け、公の場でこのことを話題にすることを避けてきた。日本人の多くは、このような態度に反発を感じ、彼らが歴史を正視すべきだと感じていた。
終戦後、生体解剖実験に関わったある教授が自殺した。九州大学の教職員14人は、終身刑または死刑の判決を言い渡された。
日本の作家、故遠藤周作氏は、この「暗黒の歴史」を題材に、1967年、小説「海と毒薬」を発表、新潮社文学賞と毎日出版文化賞受賞を受賞した。1986年、同小説が映画化され、日本で上映された。
九州大学医学部の複数の教授が今年3月、教授会において、「本学が今後も、この暗黒の歴史に蓋をし続けることは避けなければならない」との共通認識に達した。そして、同校はこの一連の犯罪の証拠品を展示することを決定、新しくオープンした医学歴史館で一般公開する運びとなった。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年4月7日