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江西理工大学、折りたたみ可能なリチウム電池を開発

人民網日本語版 2015年04月09日13:52

スマートフォンが近年力強い発展を続けているが、バッテリー技術の発展は緩慢だ。江西理工大学がこのほど開発した新型の折りたたみ可能なリチウム電池は紙のように薄く、好きな様に曲げることができる。その性能は一般的なリチウムイオン電池を上回る。新華網が伝えた。

同校の「江西省動力電池・材料重点実験室」研究チームの主要メンバーである胡経緯氏は、「一般的な電池の電極材料を金属片に付着させた場合、どれほど薄くても剥がれやすい。しかしカーボンナノチューブで形成したフィルム状マクロ構造体を従来の金属片の代わりに使用することで、この問題を解消できる。同等の条件であれば、この電池の比容量とエネルギー密度は、従来のリチウムイオン電池を上回る。この電池は5回折り曲げた状態でも正常に稼働する」と説明した。

胡氏は、「この電池は主にウェアラブルデバイスの発展に順応する。ウェアラブルデバイスは折り曲げられたり、折り畳まれることがあるため、電池も柔軟性を持つ必要がある。また軽量化されたカーボンナノチューブフィルムが金属箔の代わりになったことで、電池のエネルギー密度が大幅に上がり、ウェアラブルデバイスのバッテリー持ち時間の不足という欠点を改善できる」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年4月9日


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