考古遺跡整備作業がほぼ完了した中国侵略日本軍第731部隊遺跡の中心エリア(4月9日撮影)
罪証陳列館の金成民・館長は、「細菌実験室と特設監獄は、731部隊が細菌を製造していた主な場所で、部隊が細菌兵器の研究と人体解剖を行っていたことの直接的な証拠物だ。考古遺産の整備作業は、731部隊遺跡保護開発事業の重要な構成部分となっている」と話した。
四方楼の建物遺跡は、長さ約170メートル、幅約140メートル。731部隊は、敗走する前夜、この建物を爆破した。1982年、残存していた「四方楼」の地上部分が消失、基礎部分がわずかに残された。
731遺跡は、日本軍国主義が、中国で細菌研究や人体実験などの非人道的な残虐行為を行っていた動かぬ証拠であり、世界の戦争史上、最大規模かつ保存状態が最も整っている細菌戦遺跡群。アウシュビッツ強制収容所とともに、人類を絶滅に導く「世界二大大量殺人巣窟」と呼ばれている。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年4月10日