ダブル11、ダブル12、○○年記念など、一年の初めから終わりまで、ネットショッピングのイベントは途切れることがない。李副センター長は、「一定の消費層の心理を理解し、かき立てることで、イベントデーの雰囲気を大いに盛り上げるとともに、モバイルソーシャルネットワーキングメディアで雰囲気を拡散し、消費者を、とりわけ若い消費者を買い物しなければイベントに乗り遅れてしまうといった気持ちにさせ、知らぬ間にイベントに引きずり込み、流れに乗った無計画な買い物行為へと駆り立てる」と話す。
また陳研究員は、「ネットのキャンペーン方法について、合理性があることを認めるとともに、心理的な落とし穴に備えることも必要だ。消費の紹介方法はますます多様化しており、いろいろな角度からの画像や動画を見て購入予定の商品をより詳しく知ることができるし、ネットで紹介される関連商品も消費者の関連商品に対する合理的な需要に対応するものだ。だが実際には、画像は実物とかけ離れており、形が違う、色が違う、サイズが違うということもある。また多すぎる関連商品、抱き合わせ販売、買い物券などによる満額のキャッシュバックといった方法は、消費者を無計画な消費に引きずり込みやすい」と注意を促す。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年4月13日