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上海モーターショーで商機窺う自動車EC企業 (2)

人民網日本語版 2015年04月21日16:09

このような状況が生まれた原因について、オンライン・リサーチの国内大手・艾瑞諮訊(アイリサーチ)でアナリストを務める曹美晨氏は、中新網ITチャンネルの取材に対して次の通り答えた。

自動車業界へのEC企業の参入率は、現段階では10%にも満たない。政府による政策面での支持とEC業界のスピード成長に伴い、自動車EC企業の参入率は上昇し続けるであろう。市場の将来性は極めて大きく、自動車市場の先行きは非常に広大で、保守やカーローンなど関連業界においても、恩恵にあずかることが予想される。

億欧網の共同創始者でO2Oアナリストの黄淵普氏は、「インターネットプラスのコンセプトが拡大するにつれ、自動車業界にモデルチェンジが訪れ、インターネットとの連携は、業界の必然的なすう勢となるだろう」と指摘。IT情報とコンサルの国内最大手・易観国際のアナリストを務める銭文穎氏は、「自動車EC業は、自動車をめぐる全産業チェーンにおける重要な一環となった。自動車ECプラットフォームは、このような情勢を手がかりとして、自動車ユーザーを取り巻く各分野に深く参入していくことが可能となる」と予想している。

〇巨額のマネーが動く自動車EC企業の大戦争、勃発へ

BATなどIT企業の参入に伴い、自動車EC企業は、どのようにシフトしていくのだろうか?銭氏は、「自動車EC業は、『垂直型サイト』の一部として、アリババや京東商城の市場競争の焦点となる。今後は、そのような傾向がさらに直接的かつ熾烈になるだろう」との見通しを示した。

曹氏は、「今後、ますます多くのインターネット企業が伝統的な自動車メーカーと提携することで、市場競争が激化するだろう。また、カーオーナーのニーズや要求が高まるにつれて、自動車アフタサービス市場では、『カスタマイズ・サービス』が発展方向となると予想される。インターネット・ドライビングサービスやアフタサービス市場など、O2Oワンストップ式サービスも、今後の発展方向となるだろう」と予想している。


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