自動車EC業の競争がどれほど激しくなるかについて、黄氏は、「間違いなく、価格競争が展開する。だが、中国はまだ、自動車EC業が爆発的に発展する段階ではない。当面、価格競争は、アフタサービスなどの分野に集中するだろう。中国ではいまだに、自動車は、単なる商品やツールではなく、ステイタス・シンボル的な意味を持っている。この点から見ると、自動車EC業はまだ成熟しているとは言えず、爆発的な発展段階に達してはいない」と指摘した。
曹氏は、以下の通りコメントした。
自動車業界は、他のアプリなどのソフトウェア業界と異なり、資産価値が高く、消費額が大きく、消費の頻度が低いという特徴を備えている。その特徴ゆえに、単にマーケティングにお金を注ぎ込んでも、集客を達成することはできない。このため、BATなどのインターネット企業が、多額を投入するとしても、従来のやり方と同じ方法では効果は上がらないだろう。だが、洗車やメンテナンス・点検など、比較的廉価で消費者の利用頻度が高いアフタサービス市場では、「キャッシュバーン」合戦が功を奏する可能性は高い。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年4月21日