ライカンのエクステリアはゴージャス極まりない。ボディはシャープなラインで、鋭利なLEDヘッドライトがフロントデザインと相まって、アグレッシブさが強調されている。スタッフによると、ヘッドライトは220個(13カラット)のダイヤモンドでコーティングされているという。
リアデザインはさらに目を引く。L字型のLEDテールライト、車体下部に取り付けられた大型スポイラーのデザインは、未来感あふれるものとなっている。このほかにも、贅沢な素材がふんだんに用いられており、多くのパーツにチタンとカーボンファイバーが採用されている。シートのステッチには、なんと金糸が使用されている。
▽来年中国市場でスタンダードモデルを発売
ライカンはWモーターズにとって初の量産車。しかし生産台数はわずか7台だ。今回の上海国際モーターショーがアジアのモーターショーでは初お披露目となり、中国国内では2台が販売され、国内の顧客からの注文を受けるという。
同社スタッフによると、ライカンの販売価格は6600万元で、同モーターショー史上最も高価な車となった。20日と21日は報道関係者向けの先行公開日だったが、すでに中国国内のある人物が同車購入の意向を示しており、現在交渉中だという。購入意向者の詳細な情報については、プライバシー保護のため明らかにされなかった。
Wモーターズによると、来年中国市場でライカンのスタンダードモデルが発売され、価格は2000万元(約3億8千万円)前後に設定される見通しという。(編集SN)
ここ数年の上海モーターショーに登場した高価な車たち
●2013年の上海モーターショーで、ブガッティ・ヴェイロン16.4 Grand Sportが4000万元以上という価格で発売され、最も高価な車となった。