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ハルビンで合成麻薬「メトカチノン」密売グループ摘発

人民網日本語版 2015年05月08日13:31

2014年5月、黒竜江省哈爾濱(ハルビン)市公安局道里分局禁毒大隊(麻薬取締班)は、麻薬売買グループが、山西省長治市から自動車で違法合成麻薬「メトカチノン」を運び、哈爾濱市やその周辺で売っていたことを突き止めた。メトカチノンは同市で流通しておらず、比較的安価で、惑溺性が強いうえに、一定量以上使用すると幻覚が見え、他の人を噛んだりし始めるため、大きな事件に繋がりやすい。社会にとって脅威となることから、警察と麻薬取締班が早急に捜査を開始し、容疑者17人をこのほど長治市で逮捕した。中国中央テレビ(CCTV)が報じた。

捕まった17人のうち、8人が売人。警察は、メトカチノン7000グラム、覚醒剤(メタンフェタミン)300グラム、事件に使われた車両2台を押収し、同密売ルートを壊滅させた。

米国の「人食い事件」は新型ドラッグと関係

米国で起きた複数の「人食い事件」も、新型ドラッグと関係がある。2012年5月26日、マイアミのフリーウェイ脇でルディ・ユージン容疑者(31)が裸の状態でホームレスの男性(65)の顔を18分にわたり食いちぎるという、ホラー映画さながらの事件が起きた。被害者の男性は顔面の80%を食いちぎられ、ひげと下アゴの部分しか残っていなかった。その後、駆けつけた警官の制止も聞かず、結局ユージン容疑者は拳銃6発を受けて死亡した。

警察の捜査で、ユージン容疑者は、「バスソルト(MDPV)」と呼ばれる合成麻薬を使用していたことが分かった。バスソルトは、中枢神経を刺激して、体温を急上昇させ、人を興奮状態にさせるほか、妄想や幻覚を生じさせ、凶暴化させる。


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