4. ホテルでの滞在時間が短すぎる
趙さんという青年が、済州島に遊びに来た。入国時に、税関は、彼がホテルを一泊しか予約していないことに気がついた。一方、彼の予定滞在期間は1週間。この矛盾から、趙さんは、違法分子ではないかと疑われ、入国が拒否された。
5. 所持金が7万4千円未満
タイ移民局は、タイに入国する外国人は、2万バーツ(約7万4千円)相当以上の現金を所持しなければならないと定めている。入国審査係員は、旅行者に対して無作為抽出検査を実施、規定の現金を所持していない外国人は、入国を拒絶される。
タイ政府がこのような規定を設けた主な目的は、外国人が観光ビザで入国した後、タイ国内で不法就労・滞在することを防ぐことにある。この規定は、アライバルビザ(タイの空港への到着時に取得できるビザ)を含む各種ビザで入国する全ての外国人に適用される。
このため、この規定を知らずに入国した中国人が、「不幸」にも、無作為抽出検査の対象となってしまった場合、所持する現金が少ないと、タイの税関で入国を拒否される。
6. 「観光」は偽り?スーツケースを持たない旅
観光ビザで目的国に入国しようとするとき、スーツケースを携行していなければ、入国目的は実は観光ではなく、観光旅行は偽りではないかと疑われる場合があり、税関で入国を拒否されかねない。
さらに、手荷物検査で、所持金が多くない場合は、入国目的は旅行ではなく、本当の目的は別にあると疑われやすい。