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中古品市場、日本経済のバロメータ的存在 (3)

人民網日本語版 2015年06月24日10:52

「古着を買い、古着を着るのは、自分自身がその年代の人になることではなく、古着を着ることがよりトレンド性が高いためだ。これこそが、古着の神髄といえよう。1950年代に流行った服や60年代から大切に保管されてきた靴を身に着けると、自分が当時の主役になった気分になり、その時代の物語に登場する人間になったような気がする。多くの日本の若者にとって、懐古は精神性のひとつであり、服がその時代の物語を表現しているため、その服を手に入れた人間には、物語を引き継ぐという使命が科せられる」

中古ぜいたく品市場の発達によって、ぜいたく品鑑定士という職業も誕生した。

〇ゆっくりと歩き始めた中国「中古品市場」

林さんは、「中国でも、中古品を好む人がどんどん増えており、中古品市場がゆっくりとその一歩を踏み出した感じがする。ついこの前、中国の友人と、日本の中古品専門のショップを微信(WeChat)にオープンした。私たちが取り扱う商品は全て、オークションで入手したものと、日本最大の中古品ショップから仕入れたものだ。中古バッグやアクセサリのほとんどが、1980年代から1990年代のもので、もっと昔のアンティークものもある」と話した。

中国の民間調査会社「財富品質研究院」の統計データによると、現時点で、中国人消費者が中古品市場を通じて手に入れたぜいたく品の総額は約3千億元(約6兆円)に上る。一方、ジョルジオアルマーニとドルチェ&ガッバーナなどの高級ブランドは2014年、上海外灘(バンド)にあるフラッグシップショップを続々と閉店した。これらと同じ部類に属する時計ブランドのパテック・フィリップや貴金属ブランドのケリングも撤退した。エルメスは、中国二・三線都市から撤退する考えを幾度となく示している。


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