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北京と上海で出国時税還付が開始 購入額500元以上で申請可能 (2)

人民網日本語版 2015年07月01日14:05

税還付の手続きを行う場所は各地の通関地に設置され、北京は首都空港、上海は浦東国際空港および虹橋国際空港に設置される。上海は今後、その他の通関地でも税還付政策の手続きを実施することを検討しており、上海市財政局巡視員の白薇氏は「出国時税還付は陸路・海路・空路のいずれの通関地でも手続きが可能。上海で今条件が整っているのは浦東・虹橋の両空港だが、今後は陸路の上海駅、海路の客専用埠頭などでも実施を検討している」と述べる。

税還付の具体的なプロセスは以下の通り。対象店舗で対象商品を購入後、海外観光客はその店舗で税還付の申請書と領収書を受け取る。出国時に、税還付の対象商品と申請書、領収書、本人の身分証明書を持って税関で申請する。税関による審査と捺印を受けた後、観光客は通関地の隔離エリアに設けられた税還付代理機関で税還付の手続きを行うことができる。

世論は今回の政策について、国内経済、特に国内の観光業の発展にプラスとなるとの声を寄せている。しかし、中国現代国際関係研究院の陳鳳英氏は「観光業の発展にとって最も重要なのは基礎業務を着実に行うこと。まず、外国人が中国で買う商品は限られている。最も重要なのは、自国の環境を整えることだ。中国の環境は汚染されており、過去1年間で中国に観光に来る人は減っているが、中国から海外旅行に出かける人は増えている。出国時税還付という政策で刺激できるのは、ある程度の消費に留まるが、ロシアなど新興市場の観光客が中国で消費する意欲は高まるだろう。彼らにとってはより低価格でより良いものが買えるようになるためだ」と指摘する。(編集SN)

「人民網日本語版」2015年7月1日


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