第3に、発展目標の連結。中国・EU関係はすでに双方間の範疇を超え、世界のグリーン、低炭素、持続可能な発展の重要なステークホルダーとなっている。これには双方が省エネ・環境保護、投資協定(BIT)交渉などで戦略の連結を強化し、共同でグローバル化の新基準を形成し、気候変動、新型の都市化、持続可能な発展におけるパートナーシップを構築する必要がある。
まさにこうした背景の下、李総理は就任後8回目、今年3回目の訪欧で、「1ベルト、1ロード」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)と「ユンケル投資計画」の連結の道を検討し、中国とEUの包括的・戦略的協力パートナーシップのグローバル化の自然分業から発展戦略の自主的連結への飛躍、「平和、成長、改革、文明」の四大パートナーシップの共同構築を後押しした。
第17回中国・EU首脳会議は、中国とEUが発展戦略の連結を実現するための重要な出発点だ。李総理はEU首脳に対して、世界の重要な二大エコノミーである中国とEUには、連携して国際生産能力協力を推進する責任があることを指摘した。ユンケル欧州委員長も、コネクティビティの強化やインフラ整備の分野で中国側との協力を強化し、中国企業の対EU投資を歓迎する考えを表明した。中国とEUの発展戦略の自主的な連結は、双方の人々により良く幸福をもたらし、新型の国際関係の新たな1ページを開くと信じるだけの理由がわれわれにはある。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年7月2日