データをみると、フランス、イタリア、スペインの旅行では携行する荷物を盗まれて損害賠償を受けた人の数が東南アジア旅行を上回る。欧州の人は人格的に優れていると考える人は多いが、実際にはフランス政府がスリの横行により観光地のエッフェル塔を閉鎖したという事例もある。
海外旅行にかかる医療費では、紛れもなく米国がトップの椅子に座る。今年初めに米国を旅行した人の話では、風邪で入院治療を受けたところ、1日あたりの医療費が1500ドル(約18万3千円)もかかったという。また毎年7~9月の太平洋地域では台風がたびたび東南アジアに上陸し、特にフィリピンに上陸するケースが多く、航空機の遅延リスクが高まる。
星座別の旅行保険に関する調査データも興味深い。色とりどりの商品を前にして、天秤座はなかなか決めることができず、契約前に相談する時間が一番長い。これと反対なのが乙女座で、契約後の相談時間が最も長く、あら探しする傾向がある。保障の範囲をみると、世話焼きの蟹座が最も大きい。思いがけないリスクの発生率が最も高いのは牡羊座で、性格的・身体的に衝動的な傾向があり、熱くなりやすいとみられる。「ポケットに入れてはじめて自分の金になる」と言われる金銭感覚の持ち主・牡牛座は、荷物を盗まれる確率が最も低い。