旅行サイト・同程旅游が最近発表した「夏休み中の旅行予約報告2015」のデータを見ると、各国が中国人旅行者を対象にしたビザ(査証)発給要件を緩和していることもあり、今年の夏休み期間中は、海外旅行が大人気になっている。その主力は、「80後」(1980年代生まれ)、「90後」(1990年代生まれ)の若者で、自由旅行が主流。遊学や親子旅行をテーマにした商品が人気となっている。揚子晩報が報じた。
各国が中国人旅行者を対象にしたビザ発給要件を緩和しているのを背景に、業界関係者は、夏休み期間中に海外旅行に出かける人が急増すると見込んでいる。同報告のデータがそれを証明し、同程旅游を通して夏休み中に海外旅行に出かけることを予定している人は、昨年同期比4倍増となっている。同報告では、海外旅行ブームの原因として、円安やユーロ安なども挙げられている。
同報告によると、その主力は、「80後」、「90後」の若者で、全体の半数を占めている。特に「90後」の若者は、新鮮で個性的な旅行を追求し、自由旅行が人気となっている。一部の中国人の消費能力が向上していることを背景に、同種の旅行が、海外旅行の中でも大きな位置を占めるようになっている。同程旅游は、海外でも使えるポケットWi-Fiや観光地の入場券など、自由旅行を予定している旅行者にとって便利なサービスも提供している。
中国において旅行や教育に対する意識が変化するにつれ、子供を持つ親が教育を重視するようになっているほか、旅行の需要も高まっている。そのため、遊学をテーマにした海外旅行の人気も高まっている。夏休みに入り、親子旅行や遊学などをテーマにした海外旅行に出かける人が増加し始めている。同報告によると、夏休み中に海外旅行に出かけ人のうち、2-4人で出かける人が最も多く、全体の約51%。5-8人も約32%となっている。メンバーで最も多いのが家族だ。うち約20%は、大学受験が終わり比較的気楽な高校卒業者で、米国東・西海岸の名門校巡りや、英国、ドイツ、フランス、イタリア、スウェーデンの5国をめぐる14泊16日の旅行などが人気となっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年7月7日