2015年7月9日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版>>社会・生活

世界唯一の「フライングタイガース郵便局」が誕生 重慶

人民網日本語版 2015年07月09日13:57

抗日戦争中(1937-45年)に中国軍を支援した米国義勇軍・フライングタイガース(中国名・飛虎隊)の名前が入った郵便局が7日、重慶友好フライングタイガース展覧館で設立された。フライングタイガースが、中国が抗日戦争で勝利する上で貢献したことを記念し、第2次世界大戦中、中国と米国が共に日本という侵略者と戦ったことを広く知ってもらうのが狙い。中国新聞網が報じた。

同展覧館の代慶標・館長によると、第2次世界大戦中、国民政府の臨時首都だった重慶は、米国空軍が中国を支援するうえで中心的な場所となり、多くのフライングタイガースのメンバーらが駐留していた。当時、メンバーらは中国という異国の地から、郵便局を通して家族らに手紙を送り、また家族からの手紙を受け取っていた。そのため、メンバーらにとって郵便局は深い思い入れのある場所となった。

中国郵政集団重慶渝中区支社の梁玉平・総経理は、「フライングタイガース郵便局は、郵政管理部門の認可を受けて設立された。切手フォルダーや葉書など、郵便関連の商品を販売するほか、郵便配達業務も行う。同郵便局から送られる郵便物には、フライングタイガースの指揮官クレア・リー・シェンノート氏の記念切手が張られ、フライングタイガースの消印が押されるため、貴重な記念品となる。オープン当日に送られた1通目の手紙は、クレア・リー・シェンノート氏の妻・陳香梅さんに送られた」と話した。

同郵便局の設立式典では、重慶籍の台湾の老兵・劉光智さんが親族を通して、フライングタイガースに関連した切手や葉書、封筒など130点を同展覧館に寄贈した。劉さんの甥に当たる黎廷書さんは取材に対して、「抗戦中、おじは重慶からフライングタイガースの輸送機に乗って、ミャンマーに行っていたため、フライングタイガースとは縁がある。寄贈品は、1979年以降、米国や中国大陸部、台湾などで発行されたフライングタイガース関連の記念品」と語った。(編集KN)

「人民網日本語版」2015年7月9日


【1】【2】

関連記事

コメント

最新コメント