現代人の生活のテンポはどんどん速くなり、いつの間にか例えばラブレターを待ちわびるといった、以前のようなゆったりとした生活の喜びを失っている。もっとも最近、長春に登場した「愛情郵便局」では、自分で手紙の配達日を1年後や10年後の特定の日を指定して、愛する人にすでに過ぎ去ったゆっくりとしたテンポの生活を味わわせることができる。江南時報が伝えた。
長春駅地下にある「愛情郵便局」は、改造されたピンク色のバス車体だ。座席はなく、前部には「LOVE」の文字が描かれ、車窓の外には小さなポストがたくさん設置されている。ここでは通常の郵便業務以外に、配達日を指定する個性的な郵便も受け付けており、配達日は10年後でもかまわない。
「10年以内のある日に突然、友人や恋人から祝福のメッセージを受けとることの幸せを想像してみてほしい」。映画のようなロマンチックなアイデアに多くの人が魅了されている。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年9月26日