2015年7月17日  
 

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中国経済の低迷が、世界的な景気後退をもたらす? (2)

人民網日本語版 2015年07月17日08:59

▽世界経済を牽引するのは米国だけではない

ウォールストリートジャーナル・電子版によると、IMFは2015年の世界経済成長率を0.2ポイント引き下げ、3.3%とした。その原因は、第1四半期の米国経済の成長が振るわなかったためだ。しかしIMFは、米国と欧州経済の回復が加速するに伴い、2016年の世界経済成長率は3.8%まで上昇するだろうと予測している。

世界で唯一の超大国、米国の経済動向は依然として、世界経済に大きな影響を及ぼしている。世界は今、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げを待ち望んでいる。

ジャネット・イエレンFRB議長は10日、年内利上げが妥当であるとの見解を示した。これは、イエレン議長が「危機の終息」を宣言する準備ができたことを意味する。13日には米紙・ニューヨーク•タイムズがこれを受けて「ジャネット・イエレン議長、まれに見る楽観的発言」と題する文章を掲載した。

しかし、世界経済は今や、中国を含む新興国の貢献抜きには成立しない状態になっている。モルガン•スタンレーのデータによると、昨年の世界経済成長のうち、中国のシェアは38%に達し、2010年の23%を大きく上回った。また、中国は銅・アルミニウム・綿花の最大の輸入国であり、ブラジルや南アフリカなど新興国にとって最大の貿易パートナーでもある。IMFは中国経済がリスクに直面すると指摘したが、依然として中国の2015年の成長率を6.8%と予測している。

中国を含む新興国の台頭、特に経済的地位の急速な高まりは、世界経済の安定的な回復を後押しする力強い原動力となり、世界経済を牽引している。IMFの最新の予測によると、2015年、世界経済の成長率は3.3%に達する。うち、新興国と発展途上国の成長率は4.2%、先進国の成長率はわずか2.1%だ。


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