◆冷蔵庫で野菜を保存する場合、温度を0−4度に調節する。曾氏は、「特に注意すべきことは、葉菜を保存する前に洗わないことだ。ラップで包むか、保存用の容器に入れることで、鮮度保持の効果を発揮できる」と説明した。
◆じゃがいも、きゅうり、人参、かぼちゃなどの塊茎野菜はそれほど敏感ではないため、低温で保存し、冷蔵庫に入れる必要はなく、室温で保存できる。トマトを冷蔵庫に入れればむしろ鮮度が失われ、腐る場合もある。
◆一部の果物は冷蔵庫での保存に適しておらず、直射日光の当たらない所に置けば良い。特にマンゴー、バナナ、柿などの果実は、低温環境に置かれると風味が劣化し、表皮にも変質が生じる。
◆みかんやレモンなどの柑橘系が低温環境に置かれると、表皮の油脂が果肉に浸透しやすくなる。果肉はこれによって苦くなるので、冷蔵庫での保存に適していない。曾氏は、「柑橘系は15度前後の室温で保存するべきだ」と指摘した。またイチゴ、ヤマモモ、桑の実などのそのまま食べられる果物は、買ったらすぐに食べた方が良いという。冷蔵庫に入れれば風味が劣化し、カビやすい。温度調節機能を持つ冷蔵庫であれば、野菜や果物を入れることができる。もしくは低温環境での保存に適しない果物に、気温10度の環境を提供することも可能だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年7月20日