米経済誌フォーチュンは北京時間22日夜、最新の世界企業番付「フォーチュン・グローバル500」を世界同時発表した。ランクインした中国企業の数は今年も増加、106社に達した。中国石油化工集団公司(シノペック)が昨年の第3位から第2位にランクアップした。今回初めてランクインした中国大陸部の企業は、陝西煤業化工集団・中国光大集団・中国航天科技集団公司・中国保利集団・海航集団の5社。メディア各紙の報道を総合して環球網が伝えた。
米誌フォーチュンが年に1度発表する「フォーチュン・グローバル500」は、世界の大手企業を評価する、最も有名かつ権威あるランキングで、「究極のランキング」と称されている。今年は、世界500社番付にランクインする条件が、資産額237億2千万ドル(約2兆9千億円)に引き上げられた。収入総額は、前年比0.49%増の31兆2千億ドルに達したが、利益総額は同14.76%減の1兆6700億ドルだった。
今年の上位3社は順次、ウォルマート・ストアーズ、シノペック、ロイヤル・ダッチ・シェル。昨年3位だったシノペックがシェルを追い抜き第2位となった。
〇2015年フォーチュン・グローバル500にランクインした中国企業
中国両岸三地(大陸部・台湾・香港)でランクインした企業の数は、昨年100社の大台を上回り、今年は106社に達した。米国でランクインした企業は、昨年と同じ128社。中国と米国のランクイン企業数の差は、だんだんと縮まっている。
ランキングが最も躍進した中国企業は中糧集団有限公司で、昨年の401位から今年は272位に上昇。これに続き、招商銀行は、昨年の350位から今年は235位に躍進した。
ランクインした中国大陸部の民間企業のうち、華為投資控股有限公司は、昨年の285位から今年は228位となり、中国民生銀行は281位に上昇した。一方、浙江吉利控股集団は、477位に転落した。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年7月23日