▽中国経済の縮図
フォーブス誌は、「リストから中国経済のファンダメンタルズが依然として力強いことが推測される」と指摘する。事実、同リストからはBRICS諸国の実力が徐々に強まっていることだけでなく、中国経済発展の縮図も見て取れる。
中国人民大学財政金融学院の趙錫軍副院長は、「限定性があるものの、リストには現在の中国経済発展の段階的な特徴が反映されている。中国の上場企業は目覚しい業績をあげている。その理由は、中国の市場規模が大きく、経済発展のスピードが速いためだ。また、中国は上場企業の数も多い。中国と日本を例にとると、中国の経済規模は日本の倍に当たる。つまり、上位にランクインした中国の大企業の数も、日本の倍以上となって当然ということ。日本は研究開発で強みを持つが、我々にも後発の強みがある。企業の収益能力は随時変化する。コア競争力をつけ、発展方向を政府の戦略と合致させ、市場のニーズにも合わせられる中国企業は、将来有望と言える」と指摘した。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年7月31日