中国の学生には向かない
梁さんは2年前に、夫や娘と共に上海から日本へ移住。娘は今年小学校に入学し、ランドセルを背負って登校しているというものの、「日本のランドセルは、みんなが思っているほどいいものではない」と指摘する。
まず、ランドセルは軽くない。梁さんが娘のランドセルを空にして、量ると約1.5キロあったという。次に、ランドセルは、容量も小さい。「容量がとても小さく、教科書数冊と筆箱ぐらいしか入らない。中国の子供が使うなら、他の物を手提げに入れて登校しなければならない」と梁さん。
梁さんによると、日本のランドセルの大きさや形はどれもほぼ同じで、中国の子供には向かない。「他にも安くて実用的なカバンがあるのだから、わざわざランドセルを選ばなくてもいい」。
日本に旅行に行ったある上海の人は、「日本のガイドは、地震時に頭を守ることができるよう金属板が入っているため、ランドセルは中国の学生に向かないと言っていた。上海の小学生は、毎日『金属の板』を背負って学校に通う必要はない」と指摘する。