日本製ランドセル人気から学べること
中国では多くの人が「外国のものならなんでも品質が良く、中国国内のものは何でも質が悪い」と考え、外国製品を盲目的に追い求め、労力も惜しまず海外に出かけて「爆買い」するという状況が続いている。その一方で、外国製品購入全てを「悪」と見なし、国内にも大きな改善を必要としているブランドがあるという現状を無視し、国外の最先端科学技術を認めず、国民個人の経済的行為を、政治と結びつける人も一部いる。この両極端は、いずれも見方が狭く、偏り、危険である。
自分や世界をどのように見なすか。これは、一人ひとりの民族に対する自信、自省、努力の尺度となる。独立した思考、科学的研究、判断などの面で、「外国の芝生」は決して青くない。中国国内の商品に盲目的に「メッキ」を施したり、自分の力量も知らずに、みだりに傲慢になったりする必要はなく、極端に自身を過小評価する必要もない。さまざまな観点から、物事を考え、民族の自信と文化への誇りを少しずつ向上させなければならない。
「人民網日本語版」2015年8月25日