CADCCの朱孔秘書長(事務局長)は、「メーカーとディーラーの間で矛盾が起こる最も根本的な原因は在庫にある。在庫がたまってディーラーのキャッシュフローが滞り、『夜逃げ』や『閉店ラッシュ』のような状況も起きている。自動車ディーラーは今まさに『優勝劣敗』のプロセスを経ているところだ。在庫をみると、25ブランドの平均在庫量は月間販売量の1.62倍で、在庫量は軒並み多く、在庫圧力は大きい。棚卸資産回転周期は平均49.5日で、1.66カ月分に相当し、最も好調な宝信汽車は1.25カ月分、最も大きな在庫圧力がかかった厖大集団は10週間の約2.3カ月分に迫る。哈弗、トヨタ・広汽トヨタ、ホンダ・広汽ホンダ、ビュイックの4ブランドは1.2カ月分を下回り、栄威、日産・東風日産、奇瑞などは2カ月分を上回った」と述べた。
また調査により、ディーラーが販売量と車種の選択権をもたない割合は69%、メーカーが不人気車種を抱き合わせする割合は73%、メーカーが在庫を強制する割合は77%、ディーラーがメーカーと価格交渉を行えない割合は84%、ディーラーが試乗車の買い取りを強制される割合は85%に達したことがわかった。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年8月26日