2015年9月2日  
 

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元八路軍の日本人兵士・小林寛澄さん「軍事パレードに参加できて光栄」 (3)

抗日戦争勝利70周年インタビューシリーズ第8期

人民網日本語版 2015年09月02日10:34

▽中国人と共に侵略戦争に対抗

 小林さんは八路軍から信頼され、重視されていると感じるようになった。「九一八事変」(満州事変)10周年の1941年9月18日、小林さんや小林清さんら数人の日本人は反戦同盟膠東支部を結成、正式に八路軍の一員となり、中国国民と共に抗日戦争に参加することになった。

 この変化について小林さんは「75年前、私は八路軍の兵士に銃口を向けた日本兵の1人だった。八路軍の捕虜になった後も、八路軍は私を敵として扱わず、十分な自由と平等を与えてくれ、私を友人、兄弟、同志として扱い、私の目を覚ましてくれた」と語る。小林さんは捕虜になった後、日本の帝国主義が中国に対して発動した戦争は、正義のない侵略戦争であったと理解し、侵略を食い止めるべきであること、中日両国の国民を日本の軍国主義から解放すべきであることを悟った。

 小林さんは他の反戦同盟のメンバーと共に、日本軍に向けた反戦のビラを書き、配った。また、日本軍が通り過ぎた場所には標語を書いた。彼らは日本軍の電話線を利用して日本の兵士に電話をかけたり、八路軍兵士の援護の下、日本軍の拠点の近くで、大きな声で投降を呼びかけたりした。

 小林さんは積極的に働き、勇敢かつ忠義にあふれていたため、山東軍区反戦同盟魯中支部副支部長に任命された。1943年の八路軍山東軍区関連会議において、小林さんは在中日本人反戦同盟華北聨合会山東分会委員に選ばれた。1944年8月、小林さんは日本人民解放聯盟浜海支部の支部長となり、聯盟のメンバーを引き連れて反戦の宣伝を積極的に行った。


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