風水、太極拳など　中国文化がスペインで流行 (2)

外国人が太極拳を練習

中国スタイルの運動と言えば、多くの外国人がまず思い浮かべるのが武術だ。これが最初にスペインで流行した中国スタイルの運動のようだ。一部の年を取った人や生活経験が豊か人は「静」の運動を好む傾向があり、ヨガ以外に、太極拳が思い浮かぶ。

毎週末、筆者は市の中心部にあるレティーロ公園で太極拳を練習する「小グループ」を多く見かける。いつも遠くで彼らを見ているとシルク素材の白い太極拳服で統一し、先生の指導のもと様々な太極拳の動作をとっている。近くで見ると、殆どの生徒は金髪碧眼の「外国人」で、もっとよく見ると意外にもインストラクターも外国人だった。

鍼灸マッサージで根本から治療

「『いつも背中がズキズキと痛み、痛みが出ると動けなくなるときもある』私のガールフレンドは医者なので、毎回背中が痛むと彼女は病院内の痛み止めの特効薬を処方してくれる。その効果は抜群だが、根本治療にはなっていないことはわかっている。その後、一人の中国人の友人と知り合い、彼女はある診療所を紹介してくれた。この診療所は1人の中国人医師がプロのマッサージサービスを行なってくれる。最初はちょっとお試しのつもりで治療を受けに行ったが、毎週火曜日にマッサージに通い8週目になる。現在、私の背中は以前のような強い痛みは無くなったので、この理学療法を続けることにした」と筆者に語るのは一人のスペイン人だ。

現在、マドリッド市内では中国人の多くの中国医学マッサージ店以外に外国人の理学療法診療所が中国医学マッサージ業務を展開している。

マッサージのほか鍼灸もスペイン人の関心を集めている。十年以上前、中国のカッサ術は虐待の手段として西洋人の誤解を受けていたが、現在、多くの中国伝統医学は世界中で認められている。(編集JK)

「人民網日本語版」2015年9月8日