妞妞(資料写真)
2012年に生まれた、アディポネクチン遺伝子を持つ体細胞クローン牛「妞妞」が繁殖に成功した。第2世代の「遺伝子組み換え子牛」は、9月12日の時点で身体に異常がなく、健康そのものだ。これは中国が体細胞クローン技術を活用した自主ブランドの肉牛新品種の繁殖で、重要な一歩を踏み出したことを意味する。中国人は間もなく、国産の霜降り肉を食べられるようになるかもしれない。新華社が伝えた。
研究チームは2014年11月2日、「妞妞」のために全国牧畜総ステーション遺伝資源保護センターから秦川牛の冷凍精液を入手し、人工授精を行った。299日後の今年8月28日未明、第2世代の「遺伝子組み換え子牛」が無事誕生した。体重は17キロで、性別はメス。
北京農学院動物科学技術学院教授の倪和民氏によると、体細胞クローン技術によって得られた遺伝子組み換え牛は、正常な繁殖機能を持つ。子牛の検査・測定により、アディポネクチン遺伝子が増殖し、安定的に統合されたことが分かった。同遺伝子は次の世代へと継承され、体細胞クローン技術の生産システムを遺伝子組み換え動物の安全生産に応用できることが証明された。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年9月15日