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中国、東南アジアでの鉄道建設を大きく推進 最大のライバルは日本 (2)

人民網日本語版 2015年09月22日09:31

▽複数の鉄道プロジェクト

中国・タイと中国・ラオスの2本の鉄道のほかにも、東南アジアの多くの鉄道プロジェクトに対し、中国は前向きな態度を示している。

今年3月28日、中国の王毅外交部長(外相)はボアオアジアフォーラムの2015年年次総会で、シンガポール・マレーシア高速鉄道の入札に参加する意欲を示した。シンガポール・マレーシア高速鉄道は最終的に、中国・タイと中国・ラオスの鉄道とつながり、昆明からシンガポールを直接つなげることとなる。昨年5月、マレーシア陸上公共交通委員会のサイド・ハミド議長率いるマレーシア代表団が「中国北車」を訪問し、北車の製造した北京・天津間を走る高速列車を体験した。この訪問の目的はまさに中国の高速鉄道を視察することだった。

それだけではない。中国の「中長期鉄道網計画」においては、ラオスとだけでなく、ベトナムやミャンマーとの鉄道線路も構想されている。ただベトナムとミャンマーの両国は国内状況が複雑なため、鉄道の推進は遅れている。

中国によるインドネシアの鉄道建設争奪にもいくつかの波乱が起きている。中国商務部(省)は今年8月19日の定例記者会見で、中国側がインドネシア側にジャカルタ・バンドン鉄道のフィージビリティスタディ報告を提出したことを明らかにした。中国の企業によるジャカルタ・バンドン鉄道建設の請け負いを積極的に推進する中国政府の態度を示すものだった。だがインドネシア側はこの後、計画していた高速鉄道建設プランを取り消し、中速鉄道を建設することを提案した。商務部は19日、インドネシアがジャカルタ・バンドン鉄道の建設取り消しを決定したことに対する中国側の遺憾の意を示すと同時に、中速鉄道の建設というインドネシアの提案に中国側はすでに注意しており、関連する工事プランの具体的な内容と協力の方式を検討していると語った。


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