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中国、東南アジアでの鉄道建設を大きく推進 最大のライバルは日本 (3)

人民網日本語版 2015年09月22日09:31

▽最大のライバルは日本

すでに決定している中国・タイ鉄道にしても、未決定の中国・ミャンマー鉄道やインドネシアのジャカルタ・バンドン鉄道にしても、中国は多くのライバルを持っている。中日間の競争は中でも最も激しいものである。

中国・タイ鉄道に対しては、昨年10月、つまり中国・タイ鉄道が正式な協議段階に入る前、日本の佐藤重和・駐タイ大使は、タイのヨンユット・ユタウォン副首相を訪問し、タイ鉄道の建設への日本の強い願望を伝えた。今年2月、プラユット首相は「日本経済新聞」などのメディアと会見した際、最終目標は日本の新幹線を導入することだと語った。その後、安倍晋三首相は頻繁にプラユット首相と会い、日本とタイは5月、タイのバンコクとチェンマイを連結する高速鉄道に日本の新幹線を採用することで合意した。中国とタイは鉄道協力に関してバンコク・チェンマイ高速鉄道については触れておらず、中日両国間には実質的な競争は起こっていない。だが日本のこの時の頻繁な動きは、中国との競争か局面の撹乱とみなされている。

インドネシアのジャカルタ・バンドン鉄道プロジェクトでは、中日間の競争はさらに明らかで、白熱したものとなった。両国は、大量の資金や時間を費やし、事前のフィージビリティスタディを行った。中国側は、全額低利融資や雇用の創出、部品の現地調達、技術移転、職員育成などの手厚い条件を提示した。日本側も負けてはおらず、「国家の威信を賭けた競争」として中国よりもさらに低い総価格を提示してみせた。

中国・ミャンマー鉄道に対しては、日本は中国と直接競争してはいないものの、昨年3月には、ミャンマーに78億円を無償援助して鉄道建設を助けるなどの措置を発表した。ミャンマーを訪問した日本の岸田文雄外相は中国を牽制する意図を隠すことなく、「日本とASEANは共同の繁栄を達成するために航行と飛行の自由を確保する必要がある」と語っている。(編集MA)

「人民網日本語版」2015年9月22日


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