中国科学院工程熱物理研究所(以下、同研究所)が明らかにしたところによると、同研究所は中国科学院の電工研究所、半導体研究所、および深セン先進技術研究院と共同で、低エネルギー消費・高効率のLED集魚灯の開発に成功した。エネルギー消費量を削減すると同時に、漁の効率を大幅に高めることができ、その技術・省エネ性能は、世界トップレベルに達している。人民網が伝えた。
従来型の集魚灯は一般的にメタルハライドランプを使用していた。1つ当たり1000W以上で、1隻の漁船に数百個取り付ける必要があった。エネルギー消費が激しく、漁船の作業時間と捕獲量を制限する要因となっていた。同研究所は「マイクログルーブ複合相変化冷却技術」を軸とする、「マルチCOB集積光源300W LED集魚灯」を開発した。そのサイズはメタルハライドランプを大きく下回り、発光・照明の方法を改善しているため、エネルギー効率および集魚の効果が大幅に向上した。研究者が、メタルハライドランプの一部をこの集魚灯に変えた漁船で海上漁業試験を実施したところ、収穫が倍増した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年9月7日