「アート引越センター」という会社に取材したところ、上述のような最も基本的な引越サービス以外に、具体的な状況に沿って多種多様なサービスを提供してい るという。一つは顧客の代わりに梱包までするというサービス。提示価格さえ満足なら、客側は何もしなくてよいのだ。包装会社が専門の従業員を家まで派遣し、皿や碗全て専用箱に包む。芸術品はそれ専用の箱があり価格は少し高めだ。小物類は専用の箱に包む。引越車両も特別仕様で、引越家具専門に作られており、運び込んだ大型家具は倒れたり移動したりしないようになっている。箱詰めした後は搬出、積み込み、養生、新居への搬入、箱を開けて客の要望に従い新居に配置するまですべてを引越しサービスとしても提供してくれ、すべて選択式となっている。
このほか、独身女性の引越専用サービスも提供しており、安全面などを考慮して女性職員のみが訪問するというものだ。片付けや運搬の手伝い、新居への家具の配置も女性職員のみで行うので、独身女性も安心して業者に任せることができる。似ているのが高齢者専用の引越サービスだ。高齢者はたくさんのものを整理し処理しなければならない。このため、会社は無料の整理サービスを提供し、引越の1か月前に専門の整理員を派遣する。2時間以内で家庭用品の整理サービスを行ない、2時間を超える場合は費用が発生する。業界関係者によると、高齢者は蓄積された不用品を処分することで、気持ちが少し楽になるという。(編集 JK)
「人民網日本語版」2015年10月9日